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ペレストロイカ

Perestroika ソ連大改革の試みで,ソ連社会主義の終りを導いた。1985年,共産党書記長になった52歳のゴルバチョフは,「グラスノスチ」と新思考外交によって改革への歩みを始め,86年,チェルノブイリ原発事故ののちに「ペレストロイカ(建て直し)」に乗り出した。しかし経済改革は難しく,政治改革が先行され,89年自由な選挙を実現し,90年にはゴルバチョフ大統領が実現した。民主化の進展のなかで,共産党の統制力が弱化すると,経済の混乱が増し,連邦構成共和国が自立化する動きが強まった。ゴルバチョフは経済改革の道を模索したが成功せず,連邦制を改良する努力が保守的な側近の反発を招き,91年クーデタを起こされた。これでペレストロイカが終わった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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