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ベルリン

Berlin ドイツ連邦共和国の1都市州で首都。13世紀頃,シュプレー川を挟んでケルンとベルリンという町が発達し,両者が合体してケルン・ベルリンの名でハンザ同盟にも加わった。1470年以降ブランデンブルク選帝侯の宮廷が置かれ,三十年戦争では荒廃したが,その後ブランデンブルク・プロイセンの首都として急速な発展をとげた。ナポレオン戦争ではフランス軍に占領されたが,1810年,ベルリン大学が創立されて,ベルリンは文化の中心地としても繁栄した。ドイツ帝国の成立とともに帝国の首都となり,工業の発展も著しく,「世界都市」の威容を誇ったが,第二次世界大戦末期にソ連軍に占領され,戦後は連合国の共同管理下に置かれた。1948年以後東西に分裂,東ベルリンは東ドイツの首都となって,61年には「ベルリンの壁」も築かれたが,90年東西ドイツ統一により再びドイツの首都となった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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