ベルヒテスガーデン会談(ベルヒテスガーデンかいだん)
Berchtesgarden ミュンヒェン会談の前奏をなす会談。1938年春以来ズデーテン問題が激化し,同年9月12日ヒトラーがズデーテン・ドイツ人の「自決」を求め,その援助を公言するに至って,イギリス首相チェンバレンは9月15日,ベルヒテスガーデン(ザルツブルクからドイツ・オーストリア国境を越えたところにある)の山荘にヒトラーを訪れた。このときの会談をいう。会談でヒトラーは世界戦争を辞せずとの強硬態度を示し,なんら具体的な成果はみられなかった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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