インド・イラン語族に属するイラン民族の言語。古代ペルシア語,アヴェスター語,中世ペルシア語をへて近代ペルシア語が成立。7世紀にイランがアラブに征服されイスラーム化して以後,パフラヴィー文字はすたれてアラビア文字が使用された。きわめて多くのアラビア語彙を借用している。中世インド・イスラーム王朝でも公用語として用いられた。10世紀から15世紀にかけて,幾多の優れたペルシア語の詩が生まれた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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