コリント同盟ともいう。マケドニアの唱導のもとに前337年に結成された,スパルタを除く全ヘラス(ギリシア)諸市の同盟。同盟は諸市相互間の平和と各ポリス内部の現状維持とを目途としたが,フィリポス2世に外交・軍事の実権を握られ,結局そのギリシア支配のための具となった。ディアドコイ戦争のさなか,前301年に役割を終えて解消した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
この記事が気に入ったらいいね!しよう
この記事が気に入ったらいいね!しよう