イランのケルマンシャーの東方に位置するベヒストゥーンの崖面に刻まれた碑文。ダレイオス1世の戦功を記念したもので,捕虜を引見する王とアフラ・マズダー神の浮き彫り,および414行の古代ペルシア語,260行の新エラム語,112行のバビロニア語による銘文からなる。1837~47年にイギリスのローリンソンが危険をおかして模写し,楔形文字解読の手がかりを得た。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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