ベネディクトゥス(ヌルシアの)
Benedictus of Nursia 480?~547 イタリアのヌルシア生まれの修道者。西ヨーロッパの修道会制度の確立者。ローマで哲学,法学を学んだが,堕落を恐れて500年頃スビアコの独住修士となった。付近の修道者を厳格に指導したため迫害を受け,529年モンテ・カッシーノにベネディクト修道会を創設した。彼が539年に起草した同会会則は修道制の模範とされ,西ヨーロッパ風の社会的・実践的修道会活動の指針となった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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