1825~91(在位1831~89) ブラジル皇帝。1831年父ペドロ1世が退位したが,幼少のため摂政が置かれた。40年ペドロ2世の成人宣言がなされ,翌年皇帝となる。その統治期,コーヒー経済の発展と政治的安定により近代化が進んだ。しかし奴隷解放を機に,大地主と教会が離反し,共和思想の普及とあいまって,89年共和勢力による軍事クーデタで帝政は崩壊し,ポルトガルに亡命した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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