ベトナム語(ベトナムご)
ベトナム社会主義共和国の最多数民族ベトナム人(キン族)が使用する言語。オーストロアジア語族に属し,最大6種類の声調を区別する単音節を基盤とする孤立語。一般に北・中・南部の3方言に分類される。かつて漢文が使用され,漢語からの借用語を多数有する。チュノムという民族文字が使用された時期があったが一般には普及せず,17世紀カトリック宣教師により考案され,フランス領時代に普及したローマ字正書法が現在一般に使用されている。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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