北京(ペキン)
Beijing[中],Peking[英] 中華人民共和国の首都。北京城を中心に市を形成し,政治,文化,教育その他の中心をなす。古くは薊(けい)といい,戦国時代の燕が都城をなして以後,華北の要地とされた。遼は副都として南京(燕京(えんけい))と呼び,金は中都と称した。元では首都とされ,大都と称し新城を築いた。明代永楽帝以後首都となり,北平を北京と改名した。北京の呼称はこれより起こる。現在の内城,外城からなる北京城の構成は明代の建設に始まる。以後清,民国初期の首都となり,中華人民共和国に至る。付近に北京原人の発見地周口店や明清時代の旧跡が多い。2008年のオリンピック開催都市に決定している。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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