平和共存(へいわきょうぞん)
peaceful co-existence 社会主義国と資本主義国が,戦争を回避し,平和的に共存しうるということ。もともとレーニンがロシア革命直後に使用した言葉であるが,第二次世界大戦後ソ連の外交政策のなかで積極的に打ち出された。そこには,戦争をしなくても社会主義は経済競争で資本主義に勝利するという認識があるが,他方,広く世界的に核戦争は人類共滅をもたらすという意識があり,ほとんどすべての国が平和共存を受け入れた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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