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閔妃(びんひ)

Min-pi 1851~95 朝鮮王朝末期第26代李太王(りたいおう)(高宗)の妃。1873年兄閔升鎬(びんしょうこう)らとともに,摂政大院君(だいいんくん)の失政を攻撃して引退させ,国王親政の名のもとにみずから実権を握り,一族とともに政権を専断した。内政面では守旧主義,外交面では清国に従属する事大主義をとり,日本と結ぶ独立党を押えていた。日清戦争で清国が敗退すると,ロシアと結んで政権を維持し日本を排斥しようとしたため,日本公使三浦梧楼(ごろう)の陰謀により95年10月暗殺された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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