ビルラー財閥(ビルラーざいばつ)
Birla インドを代表する財閥で,ターター財閥と並び称される。ラージャスターン出身のマールワーリー商人G.D.ビルラー(1894~1983)が創始した。ビルラーは若くしてカルカッタに出て働き,第一次世界大戦中に投機で財をなした。彼はこれを綿業とジュート業に投資し,40年代には重化学工業に進出した。ガンディーと親交があったことでも有名である。インド独立後は政府と密接な関係を築き,財閥を急速に成長させた。彼の死後,財閥はグループに分かれたが,互いに関係を保っている。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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