ビルマ独立運動(ビルマどくりつうんどう)
19世紀中期に始まるイギリスによる植民地的支配を崩壊させようとする住民の動きは,植民地的開発により大きな経済的打撃を受けた地域で始まった。20世紀に入り,全国的反英組織であるビルマ仏教徒青年会(YMBA),ついでビルマ人団体総評議会(GCBA)が成立するが,いずれも独立へ向けて民衆を結束させることはできなかった。30年タキン党が結成され,このメンバーを中心としてビルマ独立義勇軍,ついでビルマ防衛軍そして43年8月にこれを改称したビルマ国民軍が形成され,独立へ向けての原動力となった。44年反ファシスト人民自由連盟が結成され,独立へ向けて大きく踏み出すことになった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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