phonogram 仮名やアルファベットのように,語の音を表現する文字。音節文字と単音文字(音素文字)に分かれる。実用的目的から表意文字の字形をとり,これを単に音を表す記号として転用することに始まるが,正字法の発達とともに必ずしも表音的でなくなる(英語のknightなど)。その発達する地盤は表意文字が誕生した先進文明社会(エジプト,中国など)ではなく,周辺社会(シリア・パレスチナ,日本など)であった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
この記事が気に入ったらいいね!しよう
この記事が気に入ったらいいね!しよう