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ヒューマニズム

humanism[英],Humanismus[ドイツ],humanisme[フランス] 人文主義ともいう。ルネサンスを文学や思想の面で代表する文化運動。知性と感性の調和する豊かなヒューマニティの追求を骨子とし,具体的には古典作品の収集と学問的研究,古典を模範とする文学的創作活動,またそれらを通じての徳性の陶冶を特色とするが,宗教問題については,おおむねカトリック教会の内面的純化,キリスト教の「復元」を要求するにとどまり,その点で宗教改革に側面から刺激を与えつつも,改革者の教義的不寛容には批判的であった。ペトラルカ,ピーコ,エラスムス,ルフェーヴル・デタープル,モアなどはみなこの潮流に属する。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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