大ピピン(?~639)はフランク国王クロタール2世治下のアウストラシアの宮宰(きゅうさい),カロリング王家の先祖。同地方では彼のときより宮宰職の世襲化が始まった。その孫,中ピピン(?~714)は同じアウストラシアの宮宰(679年頃)。ネウストリアの宮宰エブロインと戦って,攻防の末勝利を収め(687年,テストリの戦い),全王国の統一的宮宰となった。その庶子がカール・マルテルである。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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