ピサロ(フランシスコ)
Francisco Pizarro 1478頃~1541 南スペイン,トルヒリョ生まれのインカ帝国の「征服者」。1502年スペインからエスパニョラ島に渡る。24年からコロンビアの太平洋岸を探検し,内陸部に高度な文明の存在を知った。31年180人の兵士を率いてペルー北部のトゥンベスに上陸,インカの内紛に乗じて32年インカ皇帝アタワルパを捕え,33年首都クスコに進軍してインカ帝国を滅ぼし,35年「諸王の都」(現リマ)を建都した。支配地をめぐる争いで協力者であったアルマグロを殺し,その残党に暗殺された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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