非国教徒(ひこっきょうと)
Nonconformists/Dissenters 近世イングランドで国教会の教義・儀式に従わないプロテスタントの総称。エリザベス1世治世や初期ステュアート朝において処罰の対象とされ,弾圧された。ピューリタン革命によって勢力を伸長したものの,王政復古後は礼拝統一法や審査法によって体制外の存在とされ,1689年の寛容法の制定後も19世紀まで政治的権利は制限され続けた。長老派,独立派,バプティスト派,クエーカーなどに,のちメソディスト,ユニテリアンが加わり,体制批判の中心勢力を形成した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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