東ルメリア(ひがしルメリア)
ブルガリア南東部で,1878年のベルリン条約によりオスマン帝国内自治州となった地域。州都はプロヴディフ(トルコ語でフィリベ)。スルタンが任命するキリスト教徒の総督のもと議会を持つ自治州となったが,85年ブルガリア公国との統一を求める武装蜂起が起こり,ブルガリア公は統一を宣言。反発したセルビアとブルガリアの戦争は翌年ブルガリアの勝利に終わり,講和条約によりブルガリア公の東ルメリア総督兼務が規定され,併合は事実上認められた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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