ポンバル
1699~1782 ポルトガル啓蒙改革の中心人物。ロンドン公使,ウィーン特使を経験したのち,1750年のジョゼ1世即位とともに外務兼陸軍大臣に起用され,国政を担当することになる。55年のリスボン大地震の際に手腕を発揮し,独占会社の設立など重商主義的政策を推し進め,経済的な建て直しを図る一方,イエズス会士の追放や教育改革,異端審問所の改編,新キリスト教徒(改宗ユダヤ人)差別の撤廃など啓蒙的改革も推進した。77年のジョゼ1世の死とともに失脚。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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