ボルヘス
Jorge Luis Borges 1899~1986 20世紀の小説におそらく最大の影響を与え,またラテンアメリカ文学の「ブーム」の前提をつくった作家。ブエノスアイレスのコスモポリタンな知的環境のなかに育ち,1914年以後ヨーロッパに渡って,当時の前衛的な文学の影響を受けた。帰国して前衛的な作家たちと交わり,いくつかの詩集,エッセイ集を刊行した。小説の分野では,前人未到の手法により『恥辱の世界史』(1935年)『伝奇集』(44年)『エル・アレフ』(49年)などに含まれる短編を書いた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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