ポルトガルの併合(ポルトガルのへいごう)
1580~1640年のポルトガルとスペインとの同君連合状態。1580年に国王エンリケが死去すると,マヌエル1世の孫にあたるスペイン国王フェリペ2世がポルトガル国王フィリペ1世として即位。1640年までスペイン国王がポルトガル国王を兼ねる。当初はポルトガルの自治を尊重したが,しだいに支配が強化され,反スペイン的運動を引き起こすことになった。ポルトガル植民地帝国の重心がアジアから大西洋(ブラジル)に移動したのもこの時期であった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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