ボリス3世(ボリスさんせい)
Boris ・ 1894~1943(在位1918~43) ブルガリアの国王。1918年10月父フェルディナント1世の退位に伴い即位。軍内部の秘密組織「将校連盟」と権威主義的刷新を主張する超党派の政治組織「ズヴェノ」のクーデタの翌35年,内部対立に乗じてクーデタ指導者を内閣から退け実権を掌握した。実質的憲法停止,政党解散などの政策を継承し,無党派の高級官僚や学者からなる内閣を通じて43年急死するまで国王独裁体制をしいた。41年枢軸国側に加盟するが,対ソ戦は不参加。後継国王は長子のシメオン2世。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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