ポツダム宣言(ポツダムせんげん)
Potsdam Declaration 1945年7月中旬から開かれたポツダム会談開催中の7月26日に発せられた米英中3国の宣言。日本に対する戦争終結の諸条件が決定され,中国の同意を得て発表された(8月ヤルタ協定に従って対日参戦したソ連も宣言に参加)。日本の軍国主義者と戦争指導勢力の除去,日本の軍事占領,日本の主権を本州,北海道,四国,九州と連合国の決定する島嶼に限ること,戦争犯罪人の処罰,日本の民主化に対する障害の除去,実物賠償の取立て,軍需産業の禁止などの諸条件をあげ,これらの目的が達成されれば占領軍は撤去する,と宣言。日本は45年8月10日この宣言の受諾を申し入れ,同月14日無条件降伏し,第二次世界大戦は終結した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
この記事が気に入ったらいいね!しよう