ホーエンツォレルン家(ホーエンツォレルンけ)
Hohenzollern ブランデンブルク選帝侯,のちプロイセン国王,ドイツ皇帝の位を世襲した貴族。もと南ドイツ,シュヴァーベンの小貴族であったが,1191年ニュルンベルク城伯となり,1415年にはフリードリヒ1世が皇帝ジギスムントによりブランデンブルク選帝侯に封ぜられた。1618年ヨーハン・ジギスムントがプロイセン公国を併せたのち,17世紀後半フリードリヒ・ヴィルヘルム(大選帝侯)の時代から18世紀にかけてオーストリアのハプスブルク家に対抗する大勢力となり,フリードリヒ2世(大王)のごとき名君を出した。1871年にはビスマルクの補佐でヴィルヘルム1世が皇帝位につき,1918年までドイツを支配した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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