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奉直戦争(ほうちょくせんそう)

1922年と24年,中国の奉天派(張作霖(ちょうさくりん))と直隷派(呉佩孚(ごはいふ))との間で行われた軍閥戦争。・〔第1次〕1920年の安直戦争以後,北京では奉直連合政権が成立するが,奉直の争いはしだいに激化し,22年4~5月両軍は馬廠(ばしょう),固安,長辛店(ちょうしんてん)で交戦,6日間の戦争で直隷派が勝った。敗走する奉天軍は日本軍事顧問の出動で立ち直ることができた。・〔第2次〕1924年9月,奉天軍が熱河(ねっか)に進んだとき,直隷派の馮玉祥(ふうぎょくしょう)の内応があり,11月以後,呉佩孚は楊村で大敗し下野した。北京には段祺瑞(だんきずい)を執政とする安徽(あんき)・奉天・国民軍連合政権が成立する。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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