インド国民軍(インドこくみんぐん)
Indian National Army 第二次世界大戦中,日本軍がインド独立のためと称して組織した軍隊。1941年末,藤原機関が,マレーで投降した英印軍将兵に工作して組織した。42年,シンガポールで投降した多数の将兵を吸収して大きな組織になり,43年,チャンドラ・ボースを総司令官に迎えた。ボースは日本軍からの自立に努め,44年のインパール作戦に参加。将兵の一部は念願のインドの地を踏んだ。日本の敗戦後,反乱軍として軍法会議にかけられたが,圧倒的な民衆の支持を集め,放免された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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