インド海軍の反乱(インドかいぐんのはんらん)
RIN (Royal Indian Navy) Mutiny 1946年2月,インド海軍の水兵が起こした反乱。きっかけはボンベイの水兵のストライキだった。彼らは海軍中央ストライキ委員会を選出し,食事の改善,賃金の人種差別の撤廃,政治犯の釈放,インド軍のインドネシアからの撤退などの要求を掲げた。憲兵隊との戦闘が始まると,ボンベイ市民が水兵に連帯し,反乱は78隻の艦艇と2万人の水兵に広がった。しかし国民会議派やムスリム連盟の支持を得ることができず,降伏した。イギリスにインドからの撤退を決意させる大きな原因になったといわれる。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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