1953年に起こったイランでの反動クーデタ。石油国有化運動を断行した国民戦線と対立したパフラヴィー2世は,8月16日,バグダードに逃れたが,CIAの協力を得て同月19日クーデタを起こし,国民戦線の指導者モサデグ首相を逮捕,国民戦線と人民党の大規模な弾圧を行った。これ以後,イランはアメリカへの従属を深めていくことになった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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