1263~1328 マムルーク朝前期の法学者,神学者。ダマスクスで法学教授,ムフティーとして活動しつつ,モンゴルの脅威を背景に,スンナ派イスラームの精神的復興を説いた。イブン・アルアラビーらの哲学,スーフィズムと同時に,アシュアリー派神学を批判し,ウラマーからも政治的迫害を受けた。その思想は近代に入って,サラフィーヤ,ワッハーブ派に影響を与えた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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