980頃~1037 ラテン名はアヴィケンナ(Avicenna)。イラン系ムスリムの医学者,哲学者。最初官界に入り,やがて医学を志して『医学典範』を著した。これはラテン語に翻訳され,中世ヨーロッパで最も権威ある医学書とみなされていた。のち哲学に専念し,100以上の著書があるが,主著は論理学,自然学,数学,形而上学からなる4部作『治癒の書』である。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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