イプシランディス
Aleksandros Ipsilantis 1792~1828 ギリシア独立を掲げた秘密結社フィリキ・エテリアの総司令官。オスマン帝国のギリシア人商人貴族層の出身。ロシア軍に従軍し皇帝アレクサンドル1世の副官を務めた。のちのデカブリストとも交流し,自由主義的な思想を身につけた。1821年に開始した蜂起はギリシア独立戦争の発端となった。この蜂起はまもなくオスマン軍に鎮圧された。オーストリアに逃亡したが,逮捕,投獄され,のちに獄中死した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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