ウマイヤ朝(アラブ帝国)に対する革命運動によって成立したアッバース朝の支配体制。マワーリーが官僚や政府高官を占め,軍隊の非アラブ化が進むなど,アラブ,非アラブを問わず,全ムスリムに平等な社会進出の機会が与えられた。この結果,アラビア語を枠組みとしてさまざまな文化,政治,社会体制を吸収したイスラーム文明が生まれた。税制面でも課税策の平等化が図られた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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