ムスリムが住民の多数を占めていたり,イスラームにもとづく統治が行われていたりすることなどにより,イスラームが卓越した影響力を持つと考えられる地域のこと。7~8世紀に西アジア・北アフリカを中心として成立し,のちに中央アジア,南アジア,東南アジア,ヨーロッパの一部などにひろがった。イスラーム信仰を共有しつつも,うちに多様性を秘めている。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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