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イギリス領東アフリカ(イギリスりょうひがしアフリカ)

British East Africa 旧イギリス領植民地のケニア,ウガンダ,タンガニーカ,ザンジバルの総称。1884~85年のベルリン会議後,86年と90年の協定でイギリス,ドイツは同地域の勢力範囲を画定し,特許会社による統治をへて90年代植民地統治に移行。第一次世界大戦後,国際連盟の委任統治領となった旧ドイツ領東アフリカのタンガニーカの統治をイギリスが継承し,全東アフリカの統治の調整を図る。1922年共通通貨の東アフリカ・シリングが導入され,第二次世界大戦中には運輸,通信,航空の共同機構などが設立され,これらを48年以降東アフリカ高等弁務官事務所が統括。60年代前半にタンガニーカ,ザンジバル(のちに合邦しタンザニアに),ウガンダ,ケニアとして別個に独立。植民地期の共同機構は,67年東アフリカ共同体に改組されるも77年解消。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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