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関税同盟(かんぜいどうめい)

Zollverein 統一的経済圏創出のための諸国同盟。プロイセンは1818年の関税法を基に,19年以来率先して近隣諸国との関税合同を推進,28年プロイセン‐ヘッセン関税同盟が成立。同年南ドイツ関税同盟,中部ドイツ通商同盟も成立したが,これらはプロイセンの主導下に統合され,34年ドイツ関税同盟が発足。同盟はしだいに加盟国をふやしてオーストリアを除く全ドイツを経済的に統一。関税収入は人口比率に従って加盟各国に配分。最初各国代表総会,67年以後は北ドイツ連邦機構にもとづく関税議会および関税同盟参議会が運営にあたったが,71年以後ドイツ帝国が業務を引き継いだ。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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