カロル2世(カロルにせい)
Carol ・ 1893~1953(在位1930~40) ルーマニアの国王。国王フェルディナンド1世(在位1914~27)の長子。25年王位継承権を放棄しパリに移住(長子ミハイ1世が即位)。30年帰国し王位についた。既成政党を弱体化させ,38年議会を解散,政党を禁止し国王独裁体制をしいた。40年周辺諸国の領土要求を受け入れベッサラビア,北ブコヴィナをソ連に,北トランシルヴァニアをハンガリーに(ウィーン裁定),南ドブロジャをブルガリアに割譲し,王位をミハイ1世に譲り亡命した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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