カロリング・ルネサンス
Carolingian Renaissance カール大帝の宮廷を中心とした一種の古典復興運動。同帝が十分な教養を持つ官吏と聖職者を確保するために,修道院や司教区に学校創設を命じた(789年)ことに始まり,彼の「宮廷アカデミー」を中心に開花した。特にラテン語知識の強化をめざし,アルクイン,パウルス・ディアコヌスなどが活躍した。その産物であるアインハルト『カール大帝伝』には,ローマ帝政期の文人スウェトニウスの影響が強くみられる。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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