カルロス3世(カルロスさんせい)
Carlos ・ 1716~88(在位ナポリ‐シチリア王1734~59,スペイン王1759~88) ナポリ‐シチリア王としてはカルロス4世。スペインの啓蒙専制君主で,カンポマネスなどの改革派官僚を登用。エスキラチェ暴動と七年戦争の教訓から,新村落開拓事業,産業振興,アメリカ植民地政策の建て直しなどの社会経済的改革を行い,国王教権主義にもとづきイエズス会士追放などの教会改革も行ったが,その改革は伝統的社会制度の枠組みを超えるものではなかった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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