カルデナス
1895~1970 メキシコの大統領(在任1934~40)。1920年代後半からメキシコの政治を牛耳(ぎゅうじ)っていたエリーアス・カリェスの勢力を退け,労働組合と農民の支持を基盤として一連の改革を行った。その結果,1800万haの農地が分配され,鉄道国有化(38年),石油産業国有化(38年)が実現した。スペイン内戦にあたっては,共和国政府を支持して亡命者を受け入れた。また,従来の国民革命党をより広い基盤を持つメキシコ革命党に改組し,一党支配体制の基礎をつくった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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