1525?~80 ポルトガル文学を代表する詩人。北アフリカやアジアで軍人,官吏として活動するが,戦争で片目を失ったり,経済的に困窮するなど,生涯を通じて不遇であった。ヴァスコ・ダ・ガマの事績とポルトガルの歴史を神話的な構想でうたった長編叙事詩『ウズ・ルジアダス(ルススの民のうた)』(1572年)が代表作であり,ポルトガル文学不朽の名作として称えられている。抒情詩人としても卓越。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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