合作社(がっさくしゃ)
中国共産党の支配した解放区では農業の協同組合化が進んだ。中華人民共和国が成立すると新しい合作化の運動が展開。ここでは土地改革を実施して地主制を一掃したのち,農民は合作化の道を歩むものとされた。生産組織は,旧来の農村にあった共同労働の形態(互助組)から初級,高級の農業生産合作社へと進んだ。1958年以来,この高級農業生産合作社は集団化の一層強い形態である人民公社へと発展した。80年代に導入された農業生産責任制では別な文脈で再評価が与えられている。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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