カタルニャの反乱(カタルニャのはんらん)
スペインのカタルニャ地方において1640年から52年まで続いた反乱。オリバレス伯公爵の進めるカスティリャ主導の中央集権化政策や対フランスのカスティリャ軍隊長期駐屯に反発し,40年に民衆が蜂起。反乱は全カタルニャに拡大した。一時はフランス王ルイ13世を君主に迎えたが,王の専横的態度やフランス軍の略奪行為に民心は離れ,疫病の流行も重なって,52年にバルセロナが降伏した。国王フェリペ4世はカタルニャの特権を尊重することを誓約し,反乱は終結した。なお,これに乗じてポルトガルの独立反乱が起こった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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