カーゾン
George Nathaniel Curzon 1859~1925 イギリスの帝国主義政治家。政治的信念を実現するためにインド総督になることを熱望し,1899年,その地位を手に入れた(在任1899~1905)。ロシアのインドへの脅威を防ぐために,ペルシア湾,アフガニスタンなどで露骨な帝国主義政策をとり,本国政府と対立。1905年,民族運動を分断するためにベンガル分割令を発したが,逆に未曾有の反対運動を引き起こしてしまった。帰国後は外相などを歴任。行政改革,飢饉対策の見直し,インド考古局の創設などの功績もある。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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