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カシュガル・ホージャ家(カシュガル・ホージャけ)

東トルキスタンのイスラーム聖者の一族。教祖ムハンマドの子孫を称した。中央アジアの神秘主義指導者マフドゥーミ・アーザムの諸子が,17世紀初頭にカシュガルとヤルカンドで宗教的権威を確立したことに始まる。その後,影響力を増大させ,カシュガル・ハンの権力と対抗した。白山(はくざん)党と黒山(こくざん)党の2派に分かれる。18世紀半ば,清朝の東トルキスタン征服の際にその一部が反抗して駆逐されたが,子孫たちが19世紀にコーカンド・ハン国領から清朝領に侵入する事件を起こした。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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