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核兵器禁止運動(かくへいききんしうんどう)

核保有国が増加し,水爆も開発された1950年代から,核実験や核兵器自体を禁止する運動が高まった。54年のアメリカのビキニ水爆実験による漁船員,現地住民の被爆に端を発し,日本では国際的な原水爆禁止運動が起こった。55年には,核兵器廃絶を訴えるラッセル‐アインシュタイン宣言が発せられ,科学者は核兵器廃絶を目的とし57年からパグウォッシュ会議を開いた。西ヨーロッパではNATO(ナトー)の中距離核戦力配備決定に反対して,80年代に反核運動が高揚した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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