カヴール
Camillo Benso conte di Cavour 1810~61 イタリアの政治家。開明的な貴族の家に生まれ,1847年に『リソルジメント』誌を創刊して,立憲体制の必要と対オーストリア宣戦を主張する。52年にサルデーニャ王国の宰相となり,同国の経済の近代化を進めるとともに積極的な対外政策を展開し,55年にはクリミア戦争に参戦する。58年プロンビエールの密約でフランスの支援を得たのち,59年5月にオーストリアに宣戦して北イタリアを軍事併合,さらに中部,南部も併合して61年イタリア王国を成立させた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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