魏源(ぎげん)が1842年に編纂した世界地誌。アヘン戦争で罷免された林則徐(りんそくじょ)が広東で集めた資料を利用したもので,当時の中国における外国最新事情であった。この書はかなりの部数が日本にもたらされ,また和刻本が出版されるほど,幕末の海防論に大きな影響を与えた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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