日本から唐へ送った国使。隋に対して遣隋使が3~4回送られたが,唐に代わって630年犬上御田鍬(いぬがみのみたすき)が派遣されてから,894年菅原道真(みちざね)の建議で廃止されるまで十数回送られた。大使,副使以下多数の随員に,留学生,留学僧も加わり,総勢500人内外,4隻の船に分乗するのがふつうであった。初め朝鮮沿岸を通ったが,新羅との関係が悪化してから東シナ海を横断するようになった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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